共同で創造する
今回の記事は競艇に関することと言えば、開催地がボートレース宮島ということだけになります。
ちょっと読んでみて興味がある方だけ見て頂けると幸いです。
チームラボとは・・・
アート集団。2001年から東京大学大学院生を中心に活動を開始。集団的創造によって、アート、サイエンス、テクノロジー、そして自然界の交差点を模索している国際的な学際的集団。アーティスト、プログラマ、エンジニア、CGアニメーター、数学者、建築家など、様々な分野のスペシャリストから構成されている。
チームラボは、アートによって、自分と世界との関係と新たな認識を模索したいと思っている。人は、認識するために世界を切り分けて、境界のある独立したものとして捉えてしまう。その認識の境界、そして、自分と世界との間にある境界、時間の連続性に対する認知の境界などを超えることを模索している。全ては、長い長い時の、境界のない連続性の上に危うく奇跡的に存在する。
チームラボの作品は、ロサンゼルス現代美術館(ロサンゼルス)、ニュー・サウス・ウェールズ州立美術館(シドニー)、南オーストラリア州立美術館(アデレード)、サンフランシスコ・アジア美術館(サンフランシスコ)、アジア・ソサエティ(ニューヨーク)、ボルサン・コンテンポラリー・アート・コレクション(イスタンブール)、ビクトリア国立美術館(メルボルン)、アモス・レックス(ヘルシンキ)に収蔵されている。
今の仕事はなくなる
現状ある多くの仕事は機械によって代行されていくと考えられています。今の子どもたちは、30年後、僕らが想像もつかない仕事に就いていることでしょう。これからの社会では、人間にしかできないこと、つまり共同的な創造性が最も大事なことの1つになっていくと考えています。
現状の教育は、正解がひとつだけ
人間は本来、創造的です。しかし、現状の教育では、正解がひとつだけで、他はすべて不正解という問題の訓練ばかりです。逆に、自由な発想や他人と違った行動は、まちがったものとして矯正されます。それによって、無自覚に間違えを恐れ、本来の創造性を失っていっていくのです。
実際の社会に出ると、正解がひとつだけで、他はすべて不正解だという問題なんてありません。そして10年前の正解が、今不正解になっていきます。他人が喜ぶ新たな解答を創り出すことによって、新たな正解が生まれていくのです。
創造性こそが、正解も不正解もない問題を乗り越えていくのです。
個人になっている
そして、現状、テストは個人で受け、個人の能力で評価されます。知らずに、個人主義を徹底的に叩き込まれているのです。さらに、現代の多くの人々は、スマートフォンに夢中になっています。身体は徹底した個人になってしまっていて、共同性を育む機会が減っているのです。
人間は、自由な他者と共に、身体を動かしながら身体でものを考えています。そして、人間は、他者と共に創造的な活動によって、この世界を創ってきたのです。
共創を楽しむ体験
チームラボのアートのコンセプトの1つ「Relationships Among People: 人々の関係性を変化させ、他者の存在をポジティブな存在に変える」可能性にフォーカスを当てて、往々にして個人的になりがちな創造的な活動を、他者と互いに自由なまま、共創的な活動に変えることができるのではないかと考えています。
共創を楽しむ体験によって、日々をより共創的なものへ変えていけるのではないか、そのような思いから「学ぶ!未来の遊園地」というプロジェクトは生まれました。
プレイインスタレーションズ
すべって育てる!フルーツ畑
さまざまなフルーツが育つすべり台。
坂には、いろいろなフルーツが育っている。そして、ボールが飛びまわっている。
人は、太陽の光になって坂をすべる。体がボールにぶつかると、太陽の光のエネルギーをもらったボールは、勢いよく飛んでいく。勢いよく飛んだボールがぶつかることで、フルーツは育っていく。
ボールは色によってそれぞれ役割をもっている。
水色の水のボールが当たると、種は芽を出し、つぼみをつけ、花を咲かせる。
黄色のミツバチのボールは、花に当たって受粉していく。花は受粉されてフルーツになる。
フルーツにボールが当たると、新たな種がまかれていき、次の命へとつながっていく。
世界とつながったお絵かき水族館
この水族館は、みんなが描いた魚たちが泳ぐ水族館。
紙に自由に魚の絵を描く。すると、描いた絵に命が吹き込まれ、目の前の巨大な水族館で、みんなが描いた魚と共に泳ぎだす。泳いでいる魚は、触れることもでき、触れられた魚は、いっせいに逃げだす。エサ袋に触ることによって、魚にエサをあげることもできる。
中でも、マグロは、この作品の空間を超えて、世界の他の場所で行われている展覧会の「お絵かき水族館」や「スケッチオーシャン」まで泳いでいく。また、世界の他の場所で今描かれたマグロが、目の前の「お絵かき水族館」の海の中に泳いで来ることもある。
まだかみさまがいたるところにいたころのものがたり
象形文字に触れると、その文字がもつ世界が現れ、物語がはじまる。
壁に映しだされた象形文字(山、木、鳥など)に触れると、その文字がもつ世界が現れ、物語が生まれる。ほかの体験者が呼びだした世界と、お互いに影響を与えながら物語を創っていく。たとえば、木には鳥が止まり、羊は犬に気がつくと、びっくりして逃げていく。また、動物には触ることができ、羊に近づくとダンスをし、馬に近づくと逃げていく。
光のボールでオーケストラ
ボールを転がすと、色も音も変化する、光のボールによるオーケストラ。
頭上のボールは他のボールと連動しているため、触れると周囲のボールに影響を与え、空間全体の色が変わる。目の前のボールは、転がすと色が変わり、音が鳴る。人々は同じ空間で、身体全体を使いながら、大小さまざまなボールに触れることで、共同で空間の色を変化させながら、音楽を自由に奏でる。
こびとが住まうテーブル
このテーブルは、こびとたちが住んでいるテーブル。
こびとたちはテーブルの中で走り回っていて、こちらには気づかない。
しかし、テーブルの上に手を置いたり、物を置いたりすると、こびとたちは気づいて、飛び乗ってくる。
置く物の形によって、こびとたちはすべったり、ジャンプしたり、よじ登ったりする。
たくさんの物を置くことで、こびとたちは大喜びで遊ぶ。
お絵かきファクトリー
自分が描いた絵をグッズにし、思い出として持ち帰ることができます。
《グラフィティネイチャー》や《世界とつながったお絵かき水族館》の作品内で描いた絵は、作品空間で動くだけでなく、《お絵かきファクトリー》で缶バッジ、タオル、Tシャツ等のグッズにすることができます。
《お絵かきファクトリー》内にある注文端末にて、自分や家族が描いた絵を選ぶと、グッズのデザインが現れます。グッズの種類・個数・デザインを選ぶだけで、その場で制作が完了し、世界に二つとない自分だけのオリジナルグッズを持ち帰ることができます。
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